名前の無い物語


っ…速い!

一度弾いて、吉野は剣で突く
が、デュアンテは後ろに飛び簡単に避けた

タン、と机に足をついて
吉野はそのままデュアンテに向かう

勢いに任せて振った剣
デュアンテは自身の爪で受け止めた


…頭脳も賢いし、素早い
今までの中でダントツに強い!

吉野は手を止めることなく剣を振るう
デュアンテは全ての攻撃に対応している

…恐らく素早さは同じくらいだ
このままじゃきっと、攻撃は届かない

そう悟った吉野は、攻撃を止める
その隙に向かってきた爪を、重心をずらす事で避けた

そのままデュアンテに蹴りを入れる
蹴りは避けられることなく、デュアンテの腹に入った


その隙に剣を振るって止め…の筈だった


「!」振った剣は風を切って
吉野の視界からデュアンテが消えた

一瞬の隙
吉野がデュアンテを見つけるまでに

デュアンテは吉野に向かっていた

「っ!」