名前の無い物語


海の叫び声に
柚歌は強く頷いた


「後藤さん。」

「う、うん…。」少し戸惑いながら
柚歌達は足を進めていく

その後ろに、数匹のデュアンテが後を追っていく
が、すぐに奴等の下に無数の氷が直撃する


パァンと音を立てて、デュアンテは消滅していく


「お前らの相手は俺だ。」


柚歌の邪魔は絶対させない
こんな奴等に、やられてたまるかっての


攻撃をした海を囲むように
無数のデュアンテは距離を縮める


「…上等じゃねぇか。」


心底楽しそうに
海はニヤリと笑った


瞬間、ジワリと海の体に纏われていく
蒼色の光


『凍て尽くせーー龍閃架!』