名前の無い物語


迷う必要なんて無い
コイツが変わり始めてるのは知っているし


それに…信じる事の大切さも
それが、俺の原動力になっているということも

ずっと前から知っている 


「俺がここを食い止める。その間に柚歌はあの二人を病院に。」

「けど…デュアンテも相当な数よ!?」


彼らの周りは、だんだん黒く染まっていっている
その正体は…無数のデュアンテ


にもかかわらず、柚歌までここを離れてしまったら…


「安心しろよ。俺の能力は広範囲にも影響があるし、何よりこういう状況は慣れてる。」


大丈夫だ、と海は笑った


今はただ、彼らを助ける事と
デュアンテの殲滅を考えなくてはならない


それでもまだ納得がいかない柚歌と吉野
海は拳を前に突き出す


「信じろよ、俺達は仲間だろ?」