名前の無い物語


ーーたとえ離れていても、心は常に共にあるわーー


吉野の頭に響いた、懐かしい声


今と、頭の中の映像が
どこか重なった気がした


「‘氷結’!」


海の氷がバラけてデュアンテに向かう
その無数の氷は、的確にデュアンテを捉えて動きを止めた


「’魂のオーケストラ‘!」


瞬間、柚歌の音がデュアンテに止めをさす

が、最初の敵を倒しても
次から次へとデュアンテは回りから姿を現した


「数が多いな。」


「キリがないわ。それに彼…早く病院に連れて行かないと。」


彼…永瀬駿介は足に怪我をしている
今は後藤彩夏と、海の氷で止血しているが
このまま放置していては危険だ


「柚歌、海…。」


吉野の声に
二人は振り返る


考えて出した答え
二人を…信じた結果



「ここ、二人に任せていいか…?」