名前の無い物語


迂闊だった


デュアンテの産みの親を倒さなければ、どれだけ倒したってキリがない
けど、あの二人を置いていく事は出来ない


何故かデュアンテは、後藤と永瀬を狙っている
でもここにいたって、埒があかない…!!


「「吉野!」」


後ろに振り返った先
吉野に向かって走ってきている…柚歌と海の姿



「柚歌…海!」


二人は着くと同時に、デュアンテに視線を送る



「デュアンテね。」


「しかも、新しいタイプのな。」



魔法使いタイプと、従来のタイプ
こんなに複数で出てきたのは久しぶりだな



「二人共…よくここがわかったな。」


「ほんと、朝から走り回ったわよ。」


「目覚めの良い運動だよな。」


うっ、と吉野は言葉が詰まった
結局、また二人に迷惑をかけた事には変わりない



「でも、それが吉野だもんね。」


「どこにいようと…俺達は必ずお前の下に辿り着いてやるからな。」