名前の無い物語


…よし、やったか



倒したのを確認して、
吉野は地面に着地する


その瞬間感じる…あの気配


「!伏せろっ!」


吉野が咄嗟に叫んだ瞬間
突風が三人を襲った


「きゃぁぁ!」


「っ…!」


視界が一瞬真っ暗になる
あと一秒でも遅ければ…彼らがどうなっていたか分からない



「っ、そこかっ!」


風の中心地
安定しない視界のなか、吉野は剣から光を放った

一直線に向かっていった光
パァンと音を立て、ナニカに当たった瞬間
風は収まっていく




そして姿を現す
まるで魔法使いのような…デュアンテ



…まだいたのか



吉野はすぐに剣を構える

だけど、またすぐ近くにデュアンテの気配を感じた



…おかしい
さっきまではここにしか反応が無かったのに
まさか…



「違う場所で、デュアンテを産み出してる奴がいるのか…!」