名前の無い物語





突如鳴り響いた銃声
「えっ?」何が起こったかわからないまま、攻撃をしかけていた兵士が倒れていく


「何が…?」吉野が海に視線を向けた瞬間
また鳴り響いた銃声と共に、対峙していた兵士が次々と倒れていく


唖然とする二人に
銃弾は的確に兵士を捉えていた



…急所は外してる
もしかして、わざと…?



「どうなってんだ?」


「さぁ…?」



二人は後ろを振り返る



数メートル先に
両手に銃を構えた、一人の少女の姿があった



「間一髪、だね。」


「あっ!」


「お前…。」


ゆっくりと歩みよってくる少女に
二人は驚きを隠せなかった



なぜなら…その少女は
 


「お前…さっきの柚歌と同じ学校の…!!」