名前の無い物語


吉野の声に
海は咄嗟に氷でガードする


瞬間、銃弾が一気に
氷に弾かれていった



「大丈夫か!?」


「あぁ…助かった、吉野。」


吉野も剣を構えた


二人の周りを囲むのは
数えきれないくらいの帝国軍兵士



「クソ…まだこんなにいたのかよ。」


柚歌がほとんど倒したと思っていたけど
まさかまだこんなに敵がいたなんて…!!


「貴様等、先程の侵入者の仲間だな?」


帝国軍は銃を二人に向ける
海と吉野はすぐに構えた


「っ…どうする、海?」


「どうするも何も、やるしかねぇだろ?」



海の言葉に、「だよな。」と吉野は頷いて
少し楽しそうな表情を浮かべた



「やれ!!」


リーダーの声と共に
二人に無数の銃弾が向かう


吉野は完璧に見極めて
避けながら着実に間合いを詰めた



「’氷結‘!!」