名前の無い物語


「!デュアンテ!」


「早速かよ…。」


半分呆れて
少女を庇いながら
海と吉野は戦闘体制に入る



「‘氷結’!」


海からデュアンテに無数の氷が放たれる
的確に、氷はデュアンテに当たっていった



その隙に、吉野は間合いを詰める
剣を振るうと、デュアンテはパンと音を立てて消滅していった




「…‘絶対零度’。」


海が唱えた瞬間、デュアンテは凍りついた



「吉野!」


「あぁ!」


吉野は剣を投げる
すると、剣はまるで意思を持っているように的確にデュアンテを捉えていった



吉野の手に剣が戻った時には
デュアンテの姿は一匹も無かった



「やったな。」


「あぁ…。少しずつだけど、俺達も強くなってんのかな?」


吉野の言葉に海は「そうかもな。」と頷いた
この世界で3つ目
そろそろ戦いに慣れてきたのかもしれない



「あ、大丈夫だった?」