名前の無い物語








「あ、皆ー!」


校長室から出ると
柚月達がこっちに手を振っていた


「もう話は終わったんですか?」


「うん…。桜達も終わったみたいだね。」


柚歌の言葉に柚月達は頷く
顔は疲れてそうだけど、笑って返してくれた


「ったく、めんどくせーっつーの。」


「文句言うなよ黒崎。生徒会でも無いのに手伝わされた僕が言いたいぐらいだ。」


がり勉の言葉を棗は「あーハイハイ。」と軽く返した
その光景を、皆は少し笑っていた



「そうだ!吉野達はこれからどうするの?」


柚月の言葉に三人の顔は暗くなる



「もうすぐ、ここを出るんだ。」


柚月達も顔が暗くなった
最初から分かっていた
けど、せっかく仲良くなれたのに…


「けど、また会えるんだろ?」