名前の無い物語


「…うん!」

柚月の強い頷き
周りに笑顔が浮かんだ


「こんだけの面子がいるんだ。全員で一気にあの化けもんに技を放つぞ。」


「そうか…その威力がデュアンテの再生能力を上回れば…!」


アイツを倒せる
吉野は剣を握り直した


「海…柚歌。」

構えた吉野の後ろ
二人は首を傾げた



「…心配かけて、ごめん。」


吉野のその言葉
海と柚歌はニコリと笑う
それだけで、答えは十分だった


「行くぞ!!」


棗の言葉を合図に
それぞれの技をデュアンテに放つ


「‘氷雪華’!」


「‘魂のレクイエム’!」


「‘吹き飛べ’!」


「‘燃え尽きろ’!」


「…いっけぇ!」


吉野は剣をデュアンテに向かって放つ
皆の技が吉野の剣を纏い
デュアンテに直撃した