名前の無い物語



三人の視線は
デュアンテに向かう


「こいつが事件の犯人?」


「多分…。こいつが皆の魔法を盗んだんだ。」


まさか、元凶がデュアンテだったなんて
なら、俺たちがここに飛ばされたのはやっぱり偶然じゃなかった



「!」デュアンテの攻撃を吉野は冷静に避ける
右に避けた反動のまま、一気にデュアンテに向かっていった


「‘切り裂け’!」


「‘灰になれ’!」



柚月と棗の魔法がデュアンテを襲う
衝突と同時に起こった土煙
その瞬間、吉野は剣を振るった



「やったか!?」


「分からない…。」 


吉野は柚月達の下に着地する
手応えはあった
けど…



思った通り
姿を現したデュアンテは、さっきのダメージを瞬時に回復した


「じ、自己再生!?」


「取り乱すなバカ女。要するに、アイツの再生能力を上回る速さで殺ればいいんだろ?」


畜生棗め
柚月は棗を睨むが、棗は無視した



「‘氷結’!」


「‘魂のレクイエム’!」