名前の無い物語


「「!」」いきなり周りを包んだ炎
吉野と柚月は目を閉じた
 
炎が消え去ると、周りを取り囲んでいたデュアンテの姿は無く
親玉であるデュアンテだけが存在していた






「世話かけさせやがって…バカ女。」


二人は後ろを振り返る
こんな暴言を吐く奴は、一人しかいない



「棗…!」


ゆっくりと
棗は柚月に近付いて

デコピンをくらわした


「アイタッ!」


「一人で勝手に行動した罰だ。心配しなくても、後で桜達にも目一杯怒られるだろうがな。」


棗の言葉に柚月は肩を震わせる
鬼だ
吉野はそう感じた



「とりあえず、今は変な雄叫び上げてるこの生命物体の処理が先だ。」