「そんなに緊張してるのか?」




「す、するわよ!当たり前じゃない……」




汐莉は顔を真っ赤にしながら言った。




まぁ…そうなるのか?




家族に会わせるのは初めてだしな。




「まぁそんなに固くなるな。俺もいるからな」




「う、うん…」




俺は汐莉の細い肩を抱き寄せた。



「ちょっ…慎也!今は……んっ」




喚く汐莉に躊躇なくキスをする。