「汐莉……」 俺は汐莉の頬に優しく触れる。 ピクッと反応する汐莉。 ヤベェ…マジ可愛い。 「今すぐにとは言わねぇ。近いうちに…俺と結婚してくれないか?」 「慎也……」 「俺は…結婚すんなら、お前がいい。……汐莉は?」 「えっ…?」 「結婚すんなら…誰がいい?」 俺は真剣な眼差しを汐莉に向ける。 汐莉は恥ずかしそうに俺を見上げた。 そして…… 「あたしも…慎也と、結婚したい……」 汐莉はそう言って微笑んだ。