「……アイツに聞いてからな」 「うふふっ♪楽しみだわぁ〜♪♪慎也の彼女さん見るの♪♪♪」 お袋は年甲斐もなく、ルンルン気分のようだ。 俺はハァと溜め息をついた。 「……え?慎也の実家に…?」 「あぁ」 実家から帰って数日。 仕事終わりの金曜日、俺は汐莉を家に呼んでいた。 そしてお袋にされた話を汐莉に伝えた。