「……ありがと…な…」




慎也は苦しそうにしながらも、あたしに微笑んでくれた。




その笑顔にあたしは泣きそうになってしまう。




「気にしないで。慎也の為なら…いくらでも頑張っちゃうよ?」




あたしはクスクスと笑った。




相変わらず慎也、ヤバイよ。




熱あるのに、あたしのことめちゃくちゃに抱いちゃうし。




平気で甘い言葉言ってくるし。




慎也を見ると、少しは薬が効いてきたのか気持ち良さそうに眠っている。




……良かった。




あたしはそう思いながらも微笑み、慎也の頬にキスをした。




「……好きよ?」









――−END−――