「……っ…も…ゃ…」 慎也は熱い吐息を吐きながらあたしの中を激しく動く。 激しいのに、あたしを抱き締める腕は優しくて。 まるで壊れ物を扱うかのように……。 あたしは朦朧とする意識の中で、慎也を力一杯に抱き締めていた……。 「――…慎也…大丈夫…?」 あたしは慎也の額に滲む汗を冷たいタオルで拭く。 行為が終わり、あたしはすぐにシャワーを浴びて慎也の看病に入った。 まだ体が鉛のように重い。 けど…慎也を少しでも楽にさせてあげたかった。