――行為を終え、俺は力が抜けたように汐莉の横に寝転がる。 汐莉はシーツを鼻辺りまで掛け、俺にそっと近寄る。 俺はスッと彼女の頭の下に腕を忍ばせ、腕枕をした。 「体…平気か?」 「えぇ。ありがとう」 汐莉は柔らかく微笑む。 俺は我慢できず、汐莉をギュッと抱き締めた。 「ひゃ…慎也……?」 「黙って」 俺は素早く汐莉の両手首を掴み、ベッドに縫い付ける。 俺に組み敷かれる、細い体。 俺はグッと顔を近付け、熱いキスを落とした。