「慎也、待って……」 「無理。待てねぇ…」 俺は汐莉の細く綺麗なうなじにキスを落とす。 「ん……」 汐莉は切ない声を出す。 そんな声出されたら、止められなくなる。 俺はそのまま首筋に唇を移動させ、舌を這わせる。 「や…ぁ…」 胸元辺りに回った俺の腕をギュッと掴む汐莉。 体制を変え、汐莉を玄関の壁に押し付ける。 そしてそのまま襟をはだけさせ、胸元辺りまで肌が露わになった。 「……っ…んっ…」 首筋、鎖骨を甘噛みすると漏れてくる甘い声。 俺は止まらなくなっていた。