青信号になり、汐莉は名残惜しそうに俺から離れる。 俺はそんな汐莉をたまらなく愛しく感じた。 「――入れよ」 「お邪魔します」 部屋に着き、俺は汐莉を部屋に入れる。 色っぽく見えているうなじ。 俺は玄関扉を閉め、たまらず汐莉を後ろから抱き締めた。