俺はフッと優しく笑う。 車に乗り込み、俺はエンジンを掛けた。 「汐莉、今日泊まっていけよ」 「え?いいの…?」 汐莉はシートベルトを付け終え、俺を見る。 「あぁ。明日休みだろ?」 「えぇ。明日は休みよ」 「じゃあ決まりだな」 俺は赤信号で止まる。 すると隣から手が伸びてきた。