.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚


――…




「よし、そろそろ帰るか」




「えぇ」




花火大会が終わり、俺は汐莉の手を引いて歩き出す。




「慎也、今日はありがとう。あたしの我が儘に付き合ってくれて」




「何言ってんだ。俺が勝手に連れてきただけだ」




俺がそう言うと、汐莉は可笑しそうに笑った。




「ふふっ。ありがとね?慎也」




汐莉は優しく微笑み、俺の頬にキスをしてきた。