「んな可愛い顔してっと襲うぞ」 「きゃあ!待って待って!」 汐莉は慌てて俺の胸を押す。 そんな汐莉が愛しくて、俺は思わず笑みを溢す。 「ふっ、まぁ続きは後でな。行くか」 「なっ…////う、うん……」 汐莉はトマトのように顔を真っ赤にした。 ぷっ。 マジで可愛い。 コイツ、俺の理性崩すの大得意だよな…。 「慎也っ、あたしね?花火見るのって凄く久しぶりなの!」 汐莉が嬉しそうに話し出す。 「そうなのか?まー…俺もしばらくは見てないかもな」 俺はそう言うと、ハンドルを切った。