――資料室。 「……そろそろ話してくれてもいいよね、汐莉」 「……………」 カナはあたしを落ち着かせるように言った。 「……カナ…あたしね…?」 「うん?」 あたしは、全てをカナに話した。 「……じゃあ…ずっと一ノ瀬さんとセフレ続けてたってこと?」 「……う、ん…」 あたしは小さく頷いた。 カナは“そっか…”と呟き、あたしの背中を撫でた。