慎也は器用にカードキーを操作し、部屋を開ける。 ――ガチャ… 「う……わぁ…」 目の前に広がる凄く広い部屋。 綺麗な夜景。 凄い…… 慎也、こんな部屋を取ってくれたなんて…。 「ふっ。どうだ?気に入ったか?」 慎也は妖艶な笑みを溢すと、煙草に火を付けた。