あたしとカナは給湯室に来ていた。




「で?何があったの?」




あたしはシクシクと泣くカナを宥めた。




「……っ…あのねっ…汐莉…」




「うん?」




カナは肩を震わせながら話す。




あたしは優しく相づちを打つ。




「光がっ…浮気、してたの……」




「……え…?」




嘘、でしょ?




なんで光が……




“光”はあたしやカナの幼なじみ。




そしてカナの彼氏。