「やぁ……も、無理…」 汐莉が切なく顔を歪め、俺の背中にしがみ付く。 いつも以上に濃厚な快感に、汐莉の絶頂も早いみたいだ。 「ダメだ。まだ」 俺はそう低く呟き、再び汐莉の体を突き上げる。 「あっ……!」 身を捩らせ、シーツをギュッと握り締める汐莉。 そんな汐莉がたまらなく愛しくて、俺はシーツを握る彼女の手に自分の手を被せた。