「オラァァァア!!」


チャラ男①が、龍に襲いかかる。


危ない…ッ!!


しかし龍は、ひらりと身をかわし、


思いっ切りパンチをお見舞いした。


「「「きゃぁ―――!!」」」


うっわ、女子の声、高っ…!!





「今の内だ、綾瀬、来い!!」



「え!?ちょっ…!?」



超吹っ飛んでいったチャラ男①と、慌てる②、そして野次馬の男女数十人。




そのすべてに背を向け、龍は私の手を取って走り出した。