「無理か、そうか…」


「ご、ごめんなさ…」


「いいって!」



え!?



「誰にだって、失敗はある!
だろ?」



う…うそ!?



あたし、怒られないですむの?



キラっキラの王子様スマイルを貼り付けた
龍が、こっちに歩いてくる。



うわッ…!



その笑顔、ヤバイッ…!


と、思ったのもつかの間。



バンッ!


「…なーんて言うとでも思ったか…?」




…ハイ、みなさんお察しのとーり、


あたしは、壁に押し付けられてしまってます…