お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

ふっと視界が暗くなって




龍に




唇を塞がれてた。




きゃぁ――――――――――――――――――――――!?




悲鳴が上がる。




『あの…ほっぺたでいいのですが…
はは…大胆…』




会長もびっくり。




そのマイクをひったくって、龍は叫んだ。




『オレ、天星龍は、綾瀬水結と、結婚します――――――!!』




そう叫んで、あたしをお姫様抱っこして走り出し、




騒然とする体育館をあとにした。