お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

「…お前、そんな風に聞いてたのか…?」



あ、なんか。
雰囲気、ヤバい?



「いや、そーゆー訳じゃっ!」



言い訳しようとしたあたしの唇は、



一瞬で塞がれた。



つまり、



キスされた、ってこと?



そして、耳元で、『ピロリーン☆』という、携帯のカメラが、シャッターを切る音がした。