お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

「なーにしてんのっ?」




「冬院くん…」




なーんだ…




龍かと思っちゃった…




「そんなあからさまに残念そうにしないでよ…
すいませんね、"り"とかちっちゃい"ゆ"とか"う"がつく人じゃなくて。」




明らかに龍のことじゃんっ!!




「残念そうになんかしてませんっ!!」




「はいはい。飲む?」





そう言って差し出したのは、売店で売られていたサイダー。




さっき冷たかったのは、これが原因か。