お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

ガラガラガラ、ピシャンっ!!




「やだやだやだ離してよぅっ!!」




「やだね。
絶対、離してやらない。」







連れ込まれたのは音楽室。



あたしは、龍の腕の中にいた。




「あたしのことなんて、どうでもいいでしょっ!!
あたしがどうなろうが、あたしの勝手じゃない!!
ほっといてよっ!!」





涙が顔を汚してく。







「ごめん。」






「ふぇ…?」






「オレが悪かった。
ごめん。
ほんとごめん。」