お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

「…断らない。」





「え?」





「あたし、冬院くんと付き合う。」





「え?
ちょ、待て、オイ!?」






「龍なんかだいっきらい!!
もう知らない!!
あたしは冬院くんと、幸せになるからっ!!」





気付いたら、そう叫んでいて、





きっとまだ校舎の中にいるであろう冬院くんを探して、




廊下を走った。