お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

「え…
え、ええと、あの…」



あたしは、人生初の『告白』と言うものに、ただただ戸惑っていた。



答えは、最初から決まってる。



けれど、どうしたら、どうがんばったら、



冬院くんは傷つかないで済むんだろう。



あたしはひたすら、その方法を考えた。














長い沈黙を、突然冬院くんが破った。
















「水結ちゃんが、龍のこと好きなのは、分かってるから。」