お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

暗幕で、教室は真っ暗で。



蛍光灯とは別の、白熱灯って言うのかな、オレンジの光が、教室全体をぼうっと照らしてて。



スーツを来た男子が、女の子を相手にしていた。



「うわぁ…かっこい…」



思わず呟くほど、龍はかっこよかった。



「王子ー!!」



「こっちきてー!!」



引っ張りだこって言う言葉が、ぴったりすぎるほど似合うこの状況。



「恭汰くーん!!」



「かっこいー!!」




「むっ!!
やっぱ恭くん、モテてやがるぅ!!」




千奈里サンもご立腹のご様子。