お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

「んん〜!!」


水結がオレの胸板をぼかぼか殴る。

まぁ、全然痛くねぇけど。


水結のことだし、多分
酸欠。


「はっ…ぁぁあ」


しょーがねぇから、唇を離す。


そーゆー息を切らして、頬を赤らめたりするのも、



たまらなく、愛しい。



「ね、ねぇっ!!
はぁっ…」


「あ?」


「今の…
なに?」


「は?」


え、まさかコイツ


ディープキスも知らねえの?


「なんか、すごく…」


「エロかった?」


「なっ…
ち、ちがっ!!」


あ、


エロかった、って


思ったんだ。