お姫様はイジワル王子様の召使い。【完】

『あたし、がんばる。』


すっかりみんないなくなって、すっからかんになった学校。


千奈里も、
そう言いながら、さっきより、もっとずっと晴れやかでいい表情をして、


千奈里は家へと帰って行った。



しばらく無心で、無人の廊下に立ち尽くしていたあたしは、大変なことに気づいた。



「あぁあぁぁあ―――――――!!」