「問5、そうだな~。中川」




「え…はい」






数学の時間

爆睡していた私は秋山先生に
超難問を押し付けられてしまった



渋々と黒板の前に立つが
寝てた私はちんぷんかんぷん




「……………」



「中川、どうした?」





秋山先生は分かってないと知りながら
わざと私に意地悪そうに聞いてくる





「分かりません…」



「なら寝るな~」




コツンと頭をこずかれる





教室からは笑い声が上がる