「なるべく遠くに逃げて。」
私は身構えながら言った。

「やだ!」

「えっ!!!」

「お前をおいて
逃げられるわけないだろ。」

「もう...
じゃぁ
なるべく私から離れて。」

「了解。」

私は気配を
殺しながら
歩いていった。