「だよね。 大丈夫だよね。 麗ありがとう。」 私はなんども大丈夫と心の中で繰り返した。 自分に言い聞かせるように。 「いいえーまたなんかあったら教えてね!」 麗は笑顔で言った。 〔キーンコーンカーンコーン〕 ちょうど授業開始のチャイムがなった。