「しっかり掴まっててね。」 私は女の子に微笑みかけた。 「羅李夢空高く登って!」 聖鳥に命じた。 「御意(ぎょい)」 羅李夢は答えると空高く飛び立った。 しばらく行くと女の子が 「もうここで大丈夫。」 と言った。 「そっか。 じゃあね。 バイバイ。」 私が答えた後 女の子は消えていった。 「ありがとう」 最後にそう残していった。