そんなある日。


「じいちゃん。
妖怪はどこにいるの?」
桃が尋ねてきた。

「あの裏山に
たーくさんいるぞ。
でも
太陽が昇っている時間は
妖怪は出てこないから
安心しろ。」

「そうなんだー。」

少し悲しそうに呟いた。