「入れば?」 立ち尽くす彼女にそう声をかけるとビクリと震える肩。 そして、 「失礼、します」 と小さく頭を下げて中に入ってきた。 制服のままの彼女。 学校からそのまま来たのか。 ま、どうでもいいけど。 俺は彼女が家の中に入るのを確認して、携帯を手にするとベッドに腰掛けた。 それからさっきの続き。 昨日来た客一人ひとりにメールを送って・・・・・・、 「あ、あのっ」 かなり強張った声に俺はクスリと笑った。