+--+--+--+--+--+--+--+
「頭領、弥生様の使いで参りました。海翔(かいと)です」
「入れ」
百鬼神空は別室で、妻の出産が無事に終わるのを待っていた
だが今日は妻だけではなく、彼の妹も産気づいていた
その妹の弥生からの使い
「弥生はどうした?子供は?」
「……それが、死産いたしました」
「死産!?」
神空は少し腰を浮かして目が丸くなった
「……それで龍斗にはこの事は?」
「まだ伝えておりません。どう言えばいいのか分からないのです」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…