「そんなのはどうでもいい。早く美月から離れろ」
神威は目を細めて男たちを睨みつける
指をボキボキと鳴らしだすど、ゆっくりと男たちに歩み寄ってきた
これはやばいわ。神威を止めなきゃ
「待って神威!私は平気だから。何もしないで!」
美月は神威が何か問題を起こす前に止めに入り、神威の前に立ちはだかる
「そこをどくんだ美月」
「……すみませんが先輩たち、早く行ってください。死にたくなければ」
ちらりと後ろを見ると、男たちは神威の姿に怯えているのか、顔を青白くさせながらすぐにその場を離れていった
「止めて神威。人間に手を出す気なの?」
「あいつらは美月に触れた。だから許さない」
「そんな事で腹を立てないで!私たちは人間とは違うのよ」

