「はい。ですがしばらくお待ちください」


産婆は赤子を産湯につけて、身体を綺麗に清めていく


そして優しく布でくるむと、ユヤの隣に寝かせてた


「この子が私の子?ふふっ、神空(しんくう)様にそっくり」


ユヤが優しく我が子の頬に触れる


すると、自然に涙が溢れ出てきた


「……生まれてきてくれてありがとう」


涙で視界が曇るが、じっと我が子を見つめるユヤ

「頭領をお呼びしますね」


そう産婆が言うと、襖を開けて出て行ってしまった