それは晴天と言うに相応しい晴れ渡った空と真夏日と言う言葉が似合う何とも暑い日だった。


夏休みに突入してから、毎日朝から晩まで、バイトに明け暮れているあたしに、バイト先の友達から相談を受けたのだ。






「こんなこといきなり柚菜に相談しても、困らせるだけだと思うんだけどね……??」


「どうしたの?」



栗色の髪を軽く巻いた可愛らしい少女──美優はあたしに暗い表情で話し始めた。





「一週間くらい前、すごい土砂降りの日があったじゃない…?」



「うん‥。」」



「あの日にあたしの隣の家の男の子が……








殺されたの……。」














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