それから、篠崎君の居ないまま試合は続行されて私のクラスは見事に負けた。 「まぢ、格好良すぎだったよね!?」 「私、篠崎狙っちゃおうかな~!」 「あ!ズッルーイ!」 教室に戻ると、負けたはずなのにクラスの女の子達は篠崎君の話で大盛り上がり。 篠崎君は、まだ保健室みたい。 そして、私はモヤモヤが増すばかりで…… 「杏奈…」 「どした?」 呟く様に呼ぶと、杏奈は私の顔を覗き込みながら不思議そうな表情をした。